幼児に分かりやすくリズムを指導する方法

今回は幼児にわかりやすく
リズム指導をする方法を
まとめてみました。
まず音符の名前を覚える方法
音価カードを使う
※準備:厚紙などで、
図1、6、7、8、9を
作っておく。
見本が、いい加減で、すみません。
サイズは図1の家の幅を計って、
それぞれ二分の一、四分の一、
八分の一でカットして下さい。
4分音符、2分音符、8分音符を
覚えてもらうには…
2分音符は、ターアー(ターアン)、
4分音符がター、(タン)、
8分音符が タ(ティ)など
いろいろな教え方がありますから、
それぞれ先生が選んで、
例えば4分音符は、「ターって言いながら、
手を叩いてみよう、歩いてみよう、
グーで、膝を叩いてみよう」などと
身体を使って教えるのもいいと思いますが、
なかなか音符の名前が覚えられない生徒がいる時、
図1を使って、
図1 おんぷのおうち、しょうせつ
「〇〇ちゃん、このお家に、この音符が、
いくつ入るか入れてみてくれる?」と
2分音符のカード(図6)を渡し、
一緒に、イチ、ニイ、2つ入ったね?
もう一度、数えるよ、
イチ、ニイ、2個入ったから、
2分音符って名前なんだよ。(図2)
図2
4分音符のカード図7を渡して
数えながら、4つ入ったから、
イチ、ニイ、サン、4分音符(図3)って
名前なんだよ、
図3
と教えていきます。
ここで問題なのは、
最近、幼稚園や保育園で、
数を数える時、
イチ、ニイ、サン、ヨン と
数える生徒がいる事です。
成句や慣用表現のときは「シ」と
発音するのが原則だそうなので、
連続の数を数える時は、ヨンではなく、
シと数えるようにした方がいいと思います。
同じように8分音符(図8)も、
8個入るから8分音符だよ。(図4)
図4
このように指導すると、
覚えやすいと思います。
この音符を○○音符って言うんだよで、
覚えてくれる生徒には必要ありませんね😊
尚、全音符は、このカード一枚で、
お家をぜ~んぶ使っちゃうから、
ぜ~ん音符、全音符って言うんだよ。(図5)
図5
4分休符は、4分音符の裏側に
4分休符を書いて
「このマークがあったら、ウン(スン)と
言いながら、手をグーにして、
お休みだよ」とお休みする事を、
教えます。
あくまでも参考として読んで下さい。
図6
図7
図8
図9
拍子カードを使う
はじめに、単純な4分音符4個や2分音符2個や
8分音符8個などの拍子カードを床やテーブルに
置いておき、どのカードのリズムを叩いたのか
当てさせる。
間違えずに当てられるようになったら、
少しずつ複雑なリズムにしていき、
毎回のレッスンの中で少しずつランクを上げて行く。
※拍子カードの練習の前に
単独の8分音符が連続すると符尾ハタが繋がる事を
説明して下さい。 (藤原亜津子先生のリズムカード)
の中の拍子カードを使うと便利です。
図8
- 例えば4分の4拍子の場合
先生が、1小節分の拍子カードを
メトロノームに合わせて
1拍目に譜面台に一枚置いて、
次の4拍子の1拍目から
生徒が、そのカードのリズムを
打楽器で叩く
- 上手になってきたら、
2拍目でカードを置いて次の1拍目から
叩かせたり、
3拍目で置いて…4拍目で置いて
すぐ次の1拍目で叩かせたりすると
面白がってチャレンジしていきます。
どんどんリズムに強くなっていきます。
また、カードを2枚、3枚と増やし、
通しで叩かせたり…
個人のレベルに合わせますから、
生徒によっては、次の1拍目に
入れないこともありますから、
そういう時はメトロノームは使わないで、
ゆっくりリズム打ちをすることも
必要になると思います。
打楽器は生徒は喜びますが、
慣れてきたらピアノの鍵盤で
好きな音を自分で選び同じ音で
打鍵したり、
それも上手にできたら、
途中で音を変えさせたりすると
かなり集中しないとできませんが、
進みの速い生徒はやる気が出るようです。
藤原亜津子先生のリズムカード
このカードの使い方は、
クリックしてみて下さい。
↓ ↓ ↓
このカードで音符の名前を教える時も 手作りのお家は作成しないといけません。 家でも、バスでも電車でも船でもいいとは 思います。
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リズムカードを使いながら、
下のリズムの本を使って指導しますと、
生徒は楽しみながらリズムを学べます。
生徒の学習能力によって、1からでも2からでも
始められます。
5巻(8分の6)までを終了すれば
リズム打ちが得意に大好きになることでしょう。
生徒一人に一冊でもいいし、
先生が一冊持っていて、
連絡ノートなどに、どこまで合格しているか、
メモしておいてもいいと思います。
幼児の音符の読み方、書き方、リズムを
指導するのに、
うさぎさんワークも便利です。
ミドルCポジションに対応。なぞなぞ付き。 音符を書いたり、読んだり、リズム打ちを したり、リズムを当てたりして、楽しみ ながら学べます。
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ごあいさつ
今回はリズム指導について、
書いてみましたが、
わずかでも、
リズム指導の参考になれば嬉しいです。
長い記事を最後まで読んでいただきまして、
ありがとうございました。